MaruichiMaruichi

Life 感謝文

令和3年6月27日

 お客様、ありがとうございます。

一〇五歳で逝かれた聖路加病院名誉院長・日野原重明医師に「長生きの秘訣は何でしょうか」の問に、「一つは、恕す勇気を持つことです」と。

 先生はある時、大切にしていたものを七歳のお孫さんが壊してしまい、怒りのあまりきつく咎めたそうです。すると「わざとやったわけではないのに」とでもいうようにキッと睨み返され、かわいい孫にこんな敵意に満ちた目をさせてしまったことにショックを受けられたと言われました。

 こちらが怒れば相手も怒る。孫を怒るべきではなかった。愛情を持って叱るべきだったと反省され、以来、恕す勇気を持つように努めたそうです。先生はよく使われる「許す」や「赦す」よりも、「恕す」という漢字にゆるすという本質的な意味を感じておられました。この漢字「心」の上に「如」という文字です。つまり、ゆるすとはだれかに許可を出すとか悪いことを赦すということではなく「相手のことを自分の如く思う心」という意味だと考えておられました。だから赦すことで、心が楽になれるので、ストレスとならずに、心穏かに暮らせるのです」と言われていました。

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令和3年6月20日

 お客様、ありがとうございます。

3歳の時、始めて玩具のバットとボールを持たせたら、寝る間も離さない野球好きな子でした。小学3年生で地元のスポーツ少年団に入りましたが、日曜しか練習がなく、一朗が「平日はお父さんと野球する」と言い出して。毎日学校から帰ると暗くなるまでキャッチボールをしたものです。

 子どもが夢を見つける最初のきっかけは、親が与えるものだと思っています。

 6年生では、「夢」という課題の作文の中で、「将来は、一流のプロ野球選手になりたい」と。担任の先生から「大きな夢があるって、とてもいいですね。誰にも負けないぐらい頑張れば、夢は叶うでしょう」と言われて、大喜びでした。

 高校時代、投手として出場し散々打たれた後に「野球をやめたい」と。「公開先に立たず、ということがある。自分でしっかりと考えなさい」とだけ言いました。子どもが落ち込んだ時は、見守ってあげる大人が必要だと思います。

 一朗には、常に「人はひとりで行きているわけではないんだ」と、言い続けて来たものです。

 今日は父の日。      チチローさん(イチローの父)の話

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令和3年6月13日

お客様、ありがとうございます。

業績不振のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が生き延びるアイデアを考えるため、寝ても冷めてもアイデアを考えるようになっていました。夢の中でうなされたことは何度もあります。ある時は、寝ている時に自分の舌を思いっきり噛んで出血していたんです。ただ、人間って不思議なもので、そうやって追い詰められて重圧がかかると、自分自身も意識していない遺伝子が目を覚まして、とんでもない能力が覚醒したり、アイデアの神様が降りてくることがあるんです。

 ある夜、すごく鮮やかな夢を見たんです。それば昼間にパークで見た「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」というジェットコースターが逆再生されている映像でした。その瞬間、私はバッと跳ね起きて「これだっ!」と叫びながら、すぐさま枕元にあるノートに書き留めました。こうして誕生したのが後ろ向きに走るジェットコースターです。当初、社内は大反対、しかし、技術陣の献身的な努力によって二〇一三年春にオープン。

 その結果、連日長蛇の列、その年の来場者数は一千万人を超えました。

                            USJ 森岡毅氏談話

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令和3年6月6日

お客様、ありがとうございます。

私は、母方の実家(酪農、果樹、野菜の複合農家)で育ったが、高校、大学そしてエンジニアとして別の道を歩んだ。しかし、このままの生き方でいいのだろうかと迷っていた時、「失

われゆく生命」(森下敬一著)という本に出会い、食の重要性を知り「食養生」を学んでいった。食養生とは食べ物でさまざまな病気を治す方法である。昔から「医食同源」と言われることである。しかし現在の穀物や野菜では効果が出たり出なかったりした。原因は農薬、化学肥料による栽培方法であった。農薬漬けの作物は、みかけはきれいでも効果がないどころか逆に病状を悪化させ取り返しのつかない事態を幾度となく引き起こした。そうした経験から人間が本当に健康になるためには、有機肥料で育った健康な作物を取らなければならないと思い、食養生を極めるよりも、農業生産を極める方が本道と思い、今に至っている。

    有機農業指導者 小祝政明

 有機野菜の美味しさと「医食同源」の意味を知ってほしいと、有機農家は草や虫と天候に悪戦苦闘しつつも自然とともに頑張っています。

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令和3年5月30日

お客様、ありがとうございます。

今年(大正二年)、私(渋沢栄一)は、七十四歳の老人である。雑務は避けているが、自分で作った銀行は、今でもその面倒を見ている。 毎朝七時前に起きて、来訪者に面会もしているし、今でも勉強家であろうと努めている。

 私のような七十を超えた老人でも、勉強や職務を怠ることはないのだから、若い人々には大いに勉強してもらわなければならない。

 勉強の心を失ってしまえば進歩や成長はできない。勉強しない国民が支える国家はいずれ滅びる。一旦怠けてしまえば、怠け癖がついて、最後まで怠けてしまうものだ。怠けていて好結果が生まれることなど決してないのだ。怠けた結果はやはり怠けることであり、それがますます甚だしくなるのがオチなのだ。

 だからこそ、人は良い習慣を身に着けなければならない。つまり、勤勉や努力の習慣が必要なのだ。

                          渋沢栄一著「論語と算盤より」

 大河ドラマ「青天を衝け」が、面白くなってきた。怒涛の時代を命がけで駆け抜けた明治の偉人から、今こそ、学ぶことが多いように思う。

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