MaruichiMaruichi

Life 感謝文

平成29年8月6日

に、という菩薩のお話しが出ております。菩薩とは、仏になる前の修行を積まれる方のことです。

 この菩薩は毎日外へ出られて、道で会う人を、男でも女でも、年寄りでも、子供でも、金持ちでも貧乏人でも、八百屋さんでも魚屋さんでも誰でもいくことが修行でした。「」と言われる修行です。

 「にをんぜず、まさにすべし」私はあなたをしませんよ、あなたは仏になられるお方ですと、こう言って拝まれたというのです。

 当時はの世界、バカにするな、気持ちが悪い等と石を投げつけられたり、でかれたり、それでもめげずに道行く人を分け隔てなく拝まれたのです。

 この菩薩こそ、お釈迦様ののお姿であったと言われております。

 世界中の人々が、心から相手をんずることなく、心から敬い、が出来るようになったら、平和な世界、となるのではと。

  本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成29年7月30日

スウェーデンはのモデルと言われるけれども、社会のゆがみもされています。

 二〇世紀を丸ごと生きた百歳を越えるお年寄りに、一番印象に残る出来事は何でしたかと質問したところ、何と答えたか。それは「家族のです」というな一言でした。 

 スウェーデンのな福祉政策は家族のと引き換えに成り立ったものかも知れません。すべて社会がを見なければならないという考え方の行き着く先の大きな落とし穴かも。以前、テレビ番組で、スウェーデン人と結婚した日本人妻は、スウェーデンは社会の隅々にまで「」としての意識が確立しているけれども、て「」と言うのです。   夫婦であっても自分の食事は自分で作り、相手に作ってもらうことはしない。夫が居間でアイロンをかけていても、それは自分のシャツだけ。もちろん家計もきっちりだそうです。夫や妻よりも個人が最優先されるからです。

 夏休みが始まりました。家族のあり方について親子で話し合うことも大事かもと思います。

  本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成29年7月23日

あさって、25日は。今年は、8月6日と2回あります。土用というのは、季節の変わり目、つまり立秋、立冬、立春、立夏の前日18日間をいいます。つまり土用丑の日は、春夏秋冬、季節ごとにあると言うことです。  その上、今年は夏の土用丑の日が2回。ウナギが2度も食べられる美味しい年です。

 関西と関東ではうなぎの調理法が違います。頭がなくが関東、頭がついたままが関西。

 【 関東風

 (頭はとる)⇒ 再び焼く。 柔らかい!

 【 関西風

 (頭はつけたまま)⇒焼く。 パリッと香ばしい!

 武家社会の関東ではに通じることのない「背開き」、商人社会の関西ではを割って話せるとして「腹開き」をするといわれてます。

 千年も前から夏ばてにはうなぎと言われていたようで、万葉集に「に 夏やせに よしという物ぞ とり」   本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成29年7月23日

   「」           金子みすゞ

 にもいわずにおきましょう。

 朝のお庭のすみっこで、

 花がほろりと泣いたこと。

 もしもがひろがって

 のお耳へはいったら、

 

  悪いことでもしたように、

 をかえしに行くでしょう。

 花からが、ほろりと落ちるのを、小鳥さんか虫さんが見てて「何で泣いたの?」。お花さん、かわいそうと思ったのでしょう。

 そんなを聞いて、今朝、を吸いに来たさんが、もしかしたら、私が蜜をもってきたからとして、あわてて蜜を返しに来るかも、と優しいみすずさんは思ったのでしょう。

 こまやかで、やわらかな優しさ。たおやかで、清らかなの深さ。みすゞさんの詩をといつも心がきれいになります。

  本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成29年7月16日

「と」         金子みすゞ

 泥の中から

 花が咲く。

  それをするのは じゃない。

 の中から

 が出る。

 それをするのは じゃない。

 それに私は

 気がついた。

 それも私の せいじゃない。 

 みすゞさんは、この詩で何を言いたいのでしょうか。浄土真宗の教えは「」です。私達が幸せでいること、にっていること、今、生きていること。人生そのものすべてが仏さまの。そのことにみすずさんは気が付いたと言われるのでしょう。

 世の中、自分中心に回っているように、思いがちですが、「」を捨ててこそ、があると言っているのかなと思います。

  本日のご来店心よりお待ち致しております。