MaruichiMaruichi

Life 感謝文

令和2年10月18日

お客様、ありがとうございます。 

「他人の振り見てわが振り直せ」でありますが、悪いことを見て自分の振りを直せということであります。これは裏から申しますと、間違ったようなことをやるような人間でも師匠とせよということにもなります。 

 師匠にはふたつありまして、よいことをするのはそのまま真似をしていい、プラスの師匠であります。 

 悪いことをして、やってはならんようなことをして、それを真似すまいという人は、師匠は師匠だがマイナスの師匠であります。 

 プラス・マイナスの別はありますけれども、まあこちらさえ落ち着いて広い心をもっておれば、世の中の人全て、師匠です。これはなんでもないようなことでありますが、毎日憤慨して生きるよりは、随分と嫌な人にも会うけれどもああいうことをしてはならんのだなと。ただで教えてくださるのでありますから、ありがたいと思うのです。 

                                16代京都大学総長平沢興 

 小学校卒、独学で小説家となり太閣記等を書いた、吉川英治さんは「合う人皆師なり」と言われていました。 

 本日のご来店心よりお待ち致しております。 

令和2年10月11日

お客様、ありがとうございます。 

私の母の言葉、「身体を大事にする基本は食事です」。 

 まず何を食べるか。体質を見分け、身体に合うものを食べさせれば子供はいつも元気でいられます。冷え性の子供には身体を温めるもの、虚弱体質の子なら栄養のあるものというように心がけると成長を守れます。 

 日本では、毎日三〇種類のものを食べるのが望ましいとされますが、中国では「五色五味」を勧めます。 

 五色は白、黄、赤、黒、青。五味は辛い、甘い、苦い、しょっぱい、酸っぱいです。できるだけ「五色五味」を食べさせて、内臓を守ってあげたいです。 

 旬のものは栄養価が高く、四季の恵みを食卓に出すのも一つの知恵。更にいつも違うものを食べさせれば脳が刺激されて脳細胞をつなぐシナプスが増えて地頭も良くなります。また、我が家は必ずパパかママが一緒で、食卓を囲みます。食事するのはお祝いであり、喜びと感謝でした。会話は子供の学習能力を高めて聞く耳を育てます。大事なのは必ず意見を聴くこと。 

 私は子供たちに料理を教えました。料理ができる子どもは、想像力、計算力、注意力などを高めます。食育は子育ての大きな柱です。 

 スタンフォード大学に三人の息子を合格させたアグネスチャンさんの教育方法です。 

 本日のご来店心よりお待ち致しております。 

令和2年10月4日

お客様、ありがとうございます。 

オーガニック野菜とは、化学肥料や農薬を使わずに有機肥料で育てた安全で美味しい健康野菜です。 

 オーガニック野菜の良さは安心であることだけでなく、何と言ってもその「美味しさ」です。お子様ならニンジン、ピーマン、女性ならレタス、男性ならジャガイモやさつま芋などを、だまされたと思って食べてみてほしいと思います。野菜嫌いの子供でも、おいしい有機野菜であれば、生のピーマンでも大根でも、喜んで食べてくれます。それほど、甘くて香りが良く、一般の野菜とは大きく違うからです。 

 そして、有機野菜を食べることの良さとして、「旬と季節がわかる」ことがあります。日本の四季の豊かさや、自然の中で自分の力で育った野菜本来の姿や味を知ることができます。 

 旬に、自然の土で太陽の光で育てた有機野菜は、栄養価が高いと言われています。「見た目は少々悪くても、安心な野菜がほしい」「おいしい野菜なら少々値段が高くてもいい」と納得して買っていただけると、頑張っている有機農家の皆さんにとっては心強い味方です。 

 日本の有機農家は1%以下。応援お願い致します。 

 今日は財光寺店でオーガニック野菜市を開催中です。 

 本日のご来店心よりお待ち致しております。 

令和2年9月20日

お客様、ありがとうございます。

 「花のたましい」金子みすゞ

 散ったお花のたましいは、み仏さまのはなぞのに、一つ残らずうまれるの。

だってお花はやさしくておてんとさまが呼ぶときにぱっとひらいて、ほほえんで、蝶々にあまい蜜をやり、人にゃ匂いをみなくれて、風がおいでとよぶときに、やはりすなおについてゆき、なきがらさえも、ままごとのご飯になってくれるから。

このお花のように、けがれのない清らかな魂。小さいこどもたちの汚れのない魂は、きっと天国の花園できれいに咲いていることでしょう。真っ赤な彼岸花が、沢山咲いています。お彼岸です。みすゞさんの詩は、心を優しく包んでくれます。

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和2年9月13日

お客様、ありがとうございます。

夜間中学校(年齢・国籍の別なく一〇代から九〇代、外国人も多く、誰でもが通う公立中学

校)に通う生徒たちに「父」と「母」という漢字を教えていた時のことです。 

 「父」は斜めに線を引っ張って下にバッテンを書くだけだけど、「母」は「く」と「く」のさかさまを組み合わせ、不安定に傾いていて、中に点々まである。父は簡単だけど母は難しいと皆さんの一致した意見。

 「先生、点々は略しちゃいけないの?一本の線でいいじゃない」「点々はお母さんのおっぱいを表しているから、簡単には変えられません」と答えると、「ええ!?おっぱい出していいの?」と大騒ぎ。すると、ある生徒さんが「先生、悪いけど私にはお母さんのおっぱいには見えません」と。困ったなと思っていると、その方は「私にはお母さんの涙に見える」と。すると他の生徒たちも「そうだ。あれはお母さんの涙だ。おかあさんの涙は大事にしなくちゃな……」と頷き、それぞれが苦労の多かったお母さんの話を始めました。

 若い頃、母の心など知らずどれだけ反抗したか。逆らったか。溢れ出る涙をそのままに

皆さんが語り出しました。誰にでも、母はいつまでも、どんなときでも、心の中に生きて

いるのです。松崎運之助(夜間中学校教諭)

 本日のご来店心よりお待ち致しております。