感謝文
令和3年12月12日
お客様、ありがとうございます。
息子が確か小学3年か4年の時です。仏壇の前の小銭を二百円程盗って買い食いをしたというのです。「敏夫ッ来い!」。「いいか、お前のやったことがどんなに悪いことかお父さんが教えてやる!いいか、お前に今から水を五杯かぶせる!」。何しろ零度以下の寒さですから家内がびっくりして「お父さん、敏夫が凍え死んでしまいます!」泣いて止めるんです。無理矢理、服を脱がし、パンツ一枚にしました。
「しかし、お前が悪いだけじゃない、お父さんにも責任がある。だから、お父さんが今から水を五杯かぶる」と、裸になって池の氷を割ってバケツで五杯水をかぶりました。
まるで心臓が止まるような冷たさです。 息子は、泣きながらも私の側で立っています。それから心を鬼にして、息子に三杯水を掛けたら、息子はすくんでしまいました。あとの二杯を形だけ掛けるや否や、息子を横抱きにして風呂場に駆け込み、乾いたタオルでゴシゴシ息子の身体をこすりました。息子も私の腹をこすってくれました。思わず男泣きに泣きました。
東井義雄著「子供の心に火を灯す」より
令和3年12月5日
お客様、ありがとうございます。
奥様が農薬で体調を崩されて一念発起、無農薬無肥料栽培に挑戦し「奇跡のリンゴ」を育てた、青森県木村秋則さんにも約10年間という長く険しい、無収穫・無収入時代があったという。
「まずは、当時、1年間に12回の農薬散布を5回、3回、1回」と徐々に減らした。それでもできたから0回でもできるだろうと思ってやったら、そこからが地獄の始まりだった」。
リンゴ王国・青森での、無農薬無肥料のリンゴ栽培という新たな挑戦は、周りの農家からも非難され疎外され、ついには実家の家族との付き合いもなくなっていったという。
それでも「必ず答えはある」という信念のもと、挑戦し続けた。「いろんなことを試行錯誤してやったけど、すべてが失敗。しかし、去年失敗したところを反省すれば、またいろいろなアイデアが出てくるんだ」。当時、木村さんは毎日毎日リンゴを観察し続け、記録を残してきた。その日々の積み重ねと、苦難に負けない使命感が木村さんに、奇跡を天が与えたのである。
今日は、財光寺店でオーガニック野菜市です。
安心・安全な野菜づくりに応援をお願いします。
令和3年11月28日
お客様、ありがとうございます。
「世界で勝つためには」東京オリンピック柔道監督井上康生さんが語られました。
技術は勿論ですが、人間力の部分に関しても、例えば礼儀だとか挨拶、何かしてもらったときに感謝の気持ちを伝える。一見当たり前のことなんですが、意外とできていないことがあるのです。
心技体といいますが、やはり心がしっかりと備わっていなければ、強くなれる者も強くなれないと思うんです。その根底にあるのは、自分自身がどう生きるべきか、どういう選手になりたいかという夢や目標。強くなりたい、チャンピオンになりたいという執着心をもっているかどうか。ここがぶれてしまったら、どんなに努力しても最終的には崩れていってしまいます。
でも、それだけではダメだと思うんですよね。そこにはやっぱり「俺は必ず成功するんだ!」という断固たる決意が要る。自分自身を信じる心を持って戦う選手と戦わない選手では、大きく差が出てくると私は思います。 「成功の方程式」より
スポーツに限らず成功するポイントは、謙虚・感謝・夢と目標・成功への執着心・努力です。
本日のご来店心よりお待ち致しております。
令和3年11月21日
お客様、ありがとうございます。
あるところに、三人のレンガ職人がいました。
一人の旅人が通りかかりました。
旅人は、三人のレンガ職人にそれぞれ話しかけてみました。
一人目のレンガ職人は、「レンガを積むのが私の仕事さ。まったく、毎日同じことの繰り返しで嫌になってくる」と言いながら、疲れ切った表情でレンガを積んでいます。
二人目のレンガ職人は「何年もこの仕事を続けているうちに、うまく積めるようになってきた。この仕事を続けてきたおかげで職人として認められるようになり、家族を養い、楽しく生活できているのだから、不満なんてないさ」と。
三人目のレンガ職人は、目を輝かせながらレンガを積み続けていました。「なぜレンガを積んでいると思う?いま作っているちょうどこの部分が、大聖堂の外壁になるのさ。このスケールの大きさを見ろ。誰もみたことがないような、立派な聖堂になるぞ。私は歴史的な建造物を手掛けた職人の一人となる。素晴らしいだろう」。
イソップ寓話「三人のレンガ職人」より
勤労感謝の日。何のために働いていますか。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。
令和3年11月14日
お客様、ありがとうございます。
急速に秋が深まり、朝晩はめっきり冷え込んできました。歳時記には「秋涼の日がつづき、夜も長くなると読書に団欒に燈火が親しまれる」と記されており、「燈火親しむ候」という季語がよく使われています。「本を読むと若くなる」と言われますが、それは読書が心の健康に役立つからです。
本を読むことが頭の体操になるのです。
また、「本を読むと美しくなる」とも言われますが、常に優れた本と呼吸し心を豊かに働かせている人は、自然に自信のある引き締まった顔立ちになります。また、子供の言語能力を高めるためには、読書が最も効果的であると言われています。本を読めば読むほど、新しい言語をどんどん覚えることになります。
しかし「こどもたちの読書離れ」と言われて久しくなりました。大人の読書離れも顕著になってきています。これは携帯端末やパソコンの安易で刺激的な情報メディアへの興味やゲームなどに時間が奪われていることによるものだと思います。国語力が落ちていると言われます、読書の効用について今一度考えてみたいものです。
本日のご来店心よりお待ち致しております。