MaruichiMaruichi

Life 感謝文

令和5年10月7日

お客様、ありがとうございます。

右手で幼い孫の手を引き、左手に大荷物を抱えて駅へ向かっていたら、突然の雨。困っていると、誰かが傘を差し掛け荷物を持ってくださった。

「ありがとうございます」と見上げた顔に見覚えがあった。彼も「あっ」と声を上げた。昨年のこと、駅で財布をなくして困っていた青年に切符を買ってあげた、その彼だったのだ。「あれ以来です、ボクがこんなお節介をするようになったのは…」。

私が小さな親切をしたのにもきっかけがあった。五年前、足首を捻挫した私は杖にすがってバスに乗り、病院前で降りるとき小銭を料金箱に入れ損なった。百円玉が転がって見えなくなった。運転士さんは「いいですよ。後で探しますから」と仰ってくださり、乗客の皆さんは座席の下を見てくださり、近くのお二人が私を支えておろしてくださった。その時の嬉しさが忘れられなかったのだ。ささやかな思いやりが巡って、いま青年を通して戻ってきた。心がホカホカと温かくなった。駅につく頃雨はやんだ。

宮崎市竹内博子 当時六三歳 小さな親切運動本部「涙が出るほどいい話」より

ちょっとした優しさや思いやりを、お互いに。

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年9月30日

お客様、ありがとうございます。

 

あんなに世話をしてやったのに

ろくなあいさつもない

あんなに親切にしてあげたのに

あんなに一所懸命つくしたのに

のに… のに… のに…

 

「のに」が出たときは ぐち

こっちに「のに」がつくと

むこうは「おんにきせやがって…」と思う

 

庭の水仙が咲き始めました

水仙は人に見せようと思って

咲くわけじゃないんだなあ

ただ咲くだけただひたすら…

(中略)

人間のように

「のに」なんてぐち

一つも言わない

だから純粋で

美しいんです。

相田みつを

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年9月23日

お客様、ありがとうございます。

「彼岸」と「河の向こう岸」。その反対側の迷いや煩悩に満ちた、私たちがいる世界を「此岸」。

彼岸(あの世)は西に、此岸(この世)は東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも近づく日。こちらの岸にいる私たちが、向こう岸にいる先祖を偲ぶにはぴったりの日というわけ。春分の日の趣旨は「自然をたたえ生物を慈しむ」こと、秋分の日は「祖先を敬い亡くなった人々を偲ぶ」こと。

日本人は、自然と一体になって生きてきた農耕民族としての歴史があり、自然に対する感謝や祈りが先祖への感謝の気持ちにもつながり、大切な行事となっていったのです。

仏教では、お彼岸の中日をはさんで前後三日間は、一日に一つずつ、計六つの修行を行う期間とされています。六つの修行とは、 ○布施(人に施しをする)○自戒(自分を戒める)○忍耐(不平不満に耐える)○精進(努力する)○禅定(心を安定させる)○智慧(真実を見る智慧をつける)

六つの修行を行うことで、悟りの世界である彼岸に至る。六つの修行のうちの一つでも心がけて日本人の心を子や孫に伝えてゆきたいものです。

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年9月16日

お客様、ありがとうございます。

新米の季節。「ダイエット」「美容」「健康」と、体にいい〝 玄米食〟のおすすめです。

玄米の食物繊維は白米の約6倍、ミネラルのマグネシウムは約5倍、更年期障害の予防や老化防止、シミ・動脈硬化・生活習慣病の予防に効果あるビタミンEはなんと約12倍。他にも含まれている栄養素が白米に比べ圧倒的にすごい。疲労回復効果ビタミンB1。抗がん効果、老化遅延効果、フィチン酸。コレステロール低下、更年期障害、潰瘍などにγ-オリザノール 。骨の健康維持、マグネシウム。玄米を食べるだけで、主食分の炭水化物やタンパク質と一緒に、副栄養素もたっぷり摂れるので、玄米は「白米と野菜を一緒に食べているようなもの」優秀な食べ物なのです。

玄米には消化吸収を助ける副栄養素「ビタミン・ミネラル・食物繊維・酵素」が豊富に含まれています。これらの栄養素が、食べたものをきちんと代謝し、体に蓄積された余分なものさえも代謝とともに排出してくれるから、健康的に痩せていくのは自然の流れですよね。また玄米は消化吸収がゆっくり行われるので、腹持ちが良くなり間食が減ったという声もよく聞きます。

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年9月9日

お客様、ありがとうございます。

東京の店に入って心に決めたことは、「人の二倍働く、人が三年かかって覚える仕事を一年で身につける」ということです。例えば、人がネギを三本置いて切っていたら、その上に一本重ねて四本、二本重ねて五本で切れるようにする。最初はなかなかうまくできませんが、脇の締め具合や手首のスナップなどを工夫して、試行錯誤の末に自分だけの得意技を編み出したんです。

冷蔵庫の使い方一つにしても、工夫次第で差が出ます。先輩から「ちょっと、あれ取って」と言われた時に、冷蔵庫をぱっと開けて、サッと食材を取り出して渡せるか。これをできずに「えっと、どこだっけ」なんてグズグズしていると、「バカ野郎」となってしまう。そこで、冷蔵庫の中を六つに区切って整理整頓し、どこに何が入っているかメモを取り、扉に貼っておく。さらに、量が少なくなったら小さな容器に移し替え、いつも冷蔵庫を広く使えるようにしていました。僕は「仕事にも人生にも締め切りがある」とよく言うんですけど、ダラダラ仕事をしても上達しません。

料理の鉄人 道場六三郎

本日にご来店心よりお待ち致しております。