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Life 感謝文

令和5年11月11日

お客様、ありがとうございます。

安政元年三月二十八日、吉田松陰は金子重輔と共に伊豆下田に停泊していた軍艦に乗り付け、海外密航を企てた罪で牢に入れられた。その夜、松蔭が牢番に呼びかけた。「一つお願いがある。手元に読み物がない。何かお手元の書物を貸してもらえいだろうか」牢番はびっくり。「あなた方は大それた密航を企み、こうして捕まっているのだ。何も檻の中で勉強しなくてもいいではないか。どっちみち重いおしおきになるのだから」すると松蔭は「それは覚悟している。しかし、自分がおしおきになるまではまだ時間が多少ある。人間というものは、一日この世に生きておれば、一日の食物を食らい、一日の衣を着、一日の家に住む。それであるから、一日の学問、一日の事業を励んで、天地万物への御恩を報じなければならない。」この言葉に感心して、牢番は松蔭に本を貸した。松蔭は牢の中で重輔に向かってこういった「今日このときの読書こそ、本当の学問であるぞ。」牢に入って刑に処せられる前になっても松蔭は自己修養、勉強を止なかった。松蔭は、どうせ死ぬにしても最後の一瞬まで最善を尽くそうとしたのです。

読書の季節。勉強しなければ人生が勿体ない。

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令和5年11月4日

お客様、ありがとうございます。

種の力。それは私が農業を始めて一番驚いたモノ。種は置かれた環境に合わせて適応する力を持っている偉大な生命だ。小さい頃、私は東京の郊外に住んでいた。近所のおじいさんの農作業を手伝ったお駄賃代わりに枝から直接もいで渡されたトマトのおいしかったこと。

アメリカでの生活を経て日本で野菜作りを始めたとき、あのおじいさんのトマトにどうにか近づきたくて夢中になった。でも現実は厳しかった。本を読み勉強し奮闘したけれど、まともに実がならない毎日。頭にきて畑を見渡すと、ふと、雑草に目が向いた。この子達は抜いても抜いても伸びるのに何で野菜はそうならないのだろう。そう思ったのが自然農法に出会うきっかけであった。

在来種の種を蒔き無肥料無農薬で、自然の力を利用する。そうすると種は、置かれた環境に自分で適応する。最初は不安だったけれど、実はなった。そしてその美味しさはおじいさんのトマトに近いモノだった。毎日畑にできた野菜をもいで、食卓に載せる。一番美味しさが引き立つ方法で料理する。それだけでとても満ち足りた気分になる。

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令和5年10月28日

お客様、ありがとうございます。

朝の「パンティッシュ」は、子供の教育上いけない非常識な行為?

読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には食事のマナーや作法、行儀にまつわる話題が多く寄せられます。これまでも「刺し身をパックのまま食卓に出していいか論争」「お茶碗に残ったご飯粒をめぐる論争」などありました。

今回は、「パンを乗せる皿代わりにティッシュペーパーを使ってよいか」という論争でした。いろんな反響があり、お皿洗わなくていいからという合理派や、そんなの教育上良くないでしょうという道德派など様々でした。

こういう方もいたそうです「ここの反響を見て、パンティッシュがこんなにだめだなんて初めて知りました。我が家では旦那も普通にそうするし、義母も実母もみんなそうです。」という方もおられたそうです。食育専門家は「食卓は子どもがマナーや常識を学ぶ場所でもあります。ティッシュペーパーにのせて食べるのは、普通ではないことを教えておくことですと。

食べ物への感謝を大切にしたいと思うのですが。

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令和5年10月21日

お客様、ありがとうございます。

 

「石ころ」        金子みすゞ

きのうは子供を ころばせて

きょうはお馬を つまずかす。

あしたは誰が とおるやら。

 

田舎のみちの いしころは

赤い夕日に けろりかん。

 

「うらない」       金子みすゞ

夕やけ 小やけ

赤い草履 飛ばそ。

赤い草履 裏だ、

も一度 飛ばそ。

 

表 出るまで、

何べんでも 飛ばそ。

夕やけ、 小やけ、

雲まで 飛ばそ。

 

とおい、遠い、昔。

でも、なつかしい。 日本の美しい秋でした。

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令和5年10月14日

お客様、ありがとうございます。

侍ジャパン、世界一。栗山監督の言葉。

強い組織というのは自分の都合よりも、チームの都合を優先し、全員がチームの目標を、自分の目標だと捉えていることだと思っています。

そういうことを伝えるために、三十人の選手全員に手紙を、慣れない墨筆で一枚一枚書きました。

それを各人の部屋に置かせてもらったんです。

真心ってそういうものでしか伝わらないと思うのです。「あなたは日本代表チームの一員なのではなく、あなたが日本代表チームなのです」。全員に「俺のチームだ」と思ってやってほしかった。

そのため、普通はキャプテンを一人指名するわけですが、今回は全員がキャプテンだと。正直言って、僕が相手できるような選手たちじゃなくて、本当にトップクラスの選手が揃っていたので。

そうしたら、初日の練習が終わった後、ダルビッシュが僕の部屋に来て「監督、全員キャプテンOKです。あれ、いいですね。しっかりやります」。野球の試合は九人しか出場できません。要するに、他人事にするチームはやっぱり勝ち切らないと思うんですよ。一人ひとりが「俺がキャプテン」という思いで、戦えたのが第一の勝因です。

本日のご来店心よりお待ち致しております。