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Life 感謝文

令和6年11月30日

小鮒ちふみさんが、患ったのは手術可能な状態で発見されたとしても、五年生存率が十から二十%と言われる「スキルス胃がん」でした。
術後「すべてを受け入れて、生きる責任を自分で負って、大好きな栗おこわを食べるぞ!」と。
ガンをきっかけに「生きよう」と決心。自宅で療養中に、東洋医学に携わっていた父親の蔵書「医食同源」と出会います。そこには「薬食同源」とあり、それを養生の柱にして少しずつ食と生活を見直していきました。つまり、「毎日食べるものがいい薬になる」「旬野菜を季節に合わせて食べることで身体の土台が出来る」「土台が整っているから薬も効く」「一番いい医者は普段の食事や生活習慣を整える人」と言う考えです。
最初は胃のない自分が食べられる量も分からず、食べて吐くを繰り返したり、胃酸が出ないので菌にも弱く生牡蠣を食べて入院したりも、五年くらいかけて自分の食べ方を探っていきました。
病後、食と生活を整えて行く過程で、小鮒さんは妊娠と出産を経てさらに元気になっていきます。術後二〇年、薬膳の勉強をしながらご主人と有機農業をしています。  クレヨンハウス「いいね」七二号
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年11月23日

十八日宮日新聞「くろしお」から頂戴しました。
「ホメラレモセズ クニモサレズ サウイウモノニ ワタシハナリタイ」宮沢賢治「雨ニモマケズ」の一節。小紙の連載小説「サチコ」でおとなしい主人公が「本当にこういう人になりたい」と共感する。読みながら「ほめられることもいいものだよ」と主人公につい語りかけてしまった。
熊本日日新聞で「ほめほめデー」の記事。七十一人が学ぶ熊本の小学校で、月一回ふと気づいた友達の良いところを声に出してほめ合う取り組み。
「挨拶が大きいね」「トイレのスリッパを綺麗に並べている」。三年前笑顔あふれる学校にしたいと児童が提案したという。先生によると「この日は子ども達がわくわくしている」そうで、一年生は毎日帰りの会で日直の良いところを発表するようになった。嫌みなくほめられれば照れはするが大人でも嬉しい、難しい言葉で言えば「自己肯定感」に繋がる。何より気にかけてもらっていることに心が和む。ほめる側も言動を見たり聞いたりし、相手に届く言葉を考える。お互いに関心を持ち合えば今までと違う風景が見えて来るだろう。
(くろしおさん感謝)
素敵な話。一人でも多くの人に知って欲しい。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年11月16日

平成二十七年に、ノーべル生理学・医学賞を受賞された大村智先生著「縁尋機妙」から。
「未来を担う少年たちへのメッセージ」
・家庭は、やがて大人になって社会に出て行くための準備の場所です。庭を掃く、廊下を拭く、などと家の中で役割を持つことで、社会に出て世の中に果たす役割を自然に身に付けるようになります。
・読書によって、優れた想像力が養われると共に、自分の考えを他人に的確に伝えることが出来るようになります。
・色々な人と知り合いお友達になり、偽りの無いお付き合いを大事にしていると幸せな人生を送ることが出来ます。信頼のおける友人は人生の宝です。
・人は一人では生きられません、両親は元より、いろんな人々の導きや助けによって人生を歩んでいくことが出来るのです。それらの人々に感謝の気持ちを忘れないようにすることが大事です。
・神社やお寺の前に立ったら、手を合わせて自分を世の中の役に立たせて下さいと祈ります。すると祈ったように世の中の役に立つ人間に近づくことが出来るようになります。
 本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年11月9日

黒澤丈夫が村長まだ一期目の時。村に宿泊施設を造るので、お金を貸して欲しいと群馬県に働きかけをした。県は「上野村みたいな交通不便なところは、観光業なんて成り立つわけが無い」とけんもほろろ対応。黒澤は、県の担当者にこう切り返した「あなたは家族が居るでしょう。あなたは結婚して子どもが出来たらその子達のために何かしようと思わないのか。私は村長だ。つまり私にとって、村民は私の子どもなんです。私が村民を助けてあげられなければ、私は村長なんかやってる意味がないんだ!」
就任僅か2年ほどの村長が、こんなに激しく直訴したのである。観光拠点を造り村を人口減少から救う。政策であり、信念でもあった。「道徳水準の高い村づくり」。それは彼の大目標である。「法律や規則など文書にしたもので規制する前に、まずお互いが助け合い、思いやるという道徳律が無ければならない」。その村長の思いが浸透してる村消防隊員は、御巣鷹山の日航機墜落現場に一番に乗り込み、村全体で救出活動に当たった。 瀧澤中著「人望力」
この黒澤村長のような高い志を持ち、村のため、村民のために尽くす政治家が増えて欲しい。
民主主義です。志の高い政治家を選ぶのは私達。
本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和6年11月2日

世界は「有機(オーガニック)」に向かっています!
温暖化による気候危機や食糧問題が世界を覆う今、オーガニックを推進する国が増えています。
世界の有機食品売り上げは、二十年前の十倍、十年前の二倍の一兆五千億円。日本はこれから。
お隣の韓国では、三十年前から国策として有機農業を振興させ、有機農家の増加で余剰が出た農産物を政府が買い取り、学校や役所、病院など、公共施設の食事で活用推進。また、妊産婦に有機野菜を月二回届けるプロジェクトもあります。
台湾では、四十年前から、国営の有機農業推進センターが中心となって、土壌中の微生物分析を勧め有機農家の増産を支えています。
インドキッシム州では、ガンをはじめとする健康被害や、農薬や化学肥料による土壌汚染の深刻化を受けて百%オーガニックを実現。
スリランカでは、三年前に化学肥料を輸入規制。
国内農業をすべて有機にする挑戦を遂行中。
ヨーロッパ諸国はオーガニック先進国ですが、デンマークの首都コペンハーゲンでは、家庭にある食品の九十%が有機と言われています。
オーガニックIFOAM世界理事三好智子さんのレポートから
本日のご来店心よりお待ちいたしております。