THANK YOU

感謝文

令和8年2月28日

お客様、ありがとうございます。
岡山に福︀屋という店がある。「相談に乗ってください」という。「正札販売ならもう決まっているじゃないか。やるかやらないかだ。やるよりほかないじゃ無いか。まだそんなこと言っているからダメなんだ。正札販売は正しいことなんだ。」
「正しいことだと言っても正札販売をすると、売上が落ちます。今まで掛売してたお客さんに貸さなければ、よそで買います。一割引して負けていた人に負けられないというと、買い物に来てくれません。お宅だけが店じゃないよと、お客が皆離れて行ってしまい、売上が減るように思います」
「減らないよ。すっきりした商売ができる。これが商売の根本であるならば、たとえ売上が減ってもやるべきだよ、君。俺が言った歌を覚えているかい『正しきに依りて滅ぶ店あらば、滅びても良し断じて滅びず』。今時、正札販売ができないで、君は男か、豆腐の角にキ●●●ぶつけて死んじゃえ」。そう怒鳴りつけて別れた。一週間ほどして、電報が来ました。

『ショウフダハンバイセイコウホンジツノウリアゲ七十マンエンアリガトウゴザイマシタ』。商業界セミナーでの話をして、明日開店から、現金正札販売掛売無しの覚悟を親父が話してくれました。六十四年前のことです。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

合掌


令和八年二月二十八日

令和8年2月21日

お客様、ありがとうございます。
「お魚」 金子みすゞ
海の魚はかわいそう。
お米は人につくられる、
牛は牧場で飼われてる、
鯉もお池で麩を貰う。
けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたずら一つもしないのに
こうして私に食べられる。
ホントに魚はかわいそう。
ある幼稚園でこの詩を読んだら、一人の子が「だから、ぼくお魚食べないんだよ」と言ったそうです。聞いているお母さん方はみんな笑いました。
続いて、ほかの子が「ちがうよね先生。だから一生懸命食べるんだよね」。お母さん方は、ほっとしたようにうなずきます。
でも、「だからぼくお魚食べないんだよ」と言った子の方が正直だったんです。次の子も、同じことを言って、お母さんから教えてもらったのでしょう。他の命を頂いて、人間の命は支えられてるという根源的な哀しみを忘れてはなりません。
それが「ごちそうさま」という感謝になるのです。
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。

令和8年2月14日

お客様、ありがとうございます。
二十二歳の時、インドを一人旅、ネパールまでの長距離バスで、めまいと吐き気を催して途中で降りた。その時、バス停で四歳くらいの物乞いの少女に出会った。彼女は気分が悪くうなだれている私の前に座って、自分が物乞いをして手に入れた小さな蜜柑を一つ、私の手に握らせ、「カーオーカーオー〈食べろ、食べろ〉」と言う。私は喉が渇いていたので小さな声で『シュックリア〈ありがとう〉』と言って蜜柑を貰った。
それから、道向こうのお金持ちらしいおばさんに、何回も手を差し伸べ物乞いするがおばさんはガミガミと怒ってる。今度は近くの男の人に手を差し伸べた。男の人は胸のポケットから硬貨を取り出し少女の手に握らせた。お金を手にした少女は、お店でお茶を負けてくれと頼んでいる様子、突然ニコッとこっちを見るとお茶屋から二杯のチャイを手にして私の所へ走ってきた。「ピーオ〈飲みな〉」と、小さな汚れた手でお茶のコップをつかんで差し出した。私はこの時ほどうれしく、涙が溢れそうになったことは無かった。貧しい自分のわずかな食物を、分けてくれた彼女の優しさを今も忘れない。
小さな親切運動・涙が出るほどいい話
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。

令和8年2月7日

お客様、ありがとうございます。
そのときの出逢いが 相田みつを
出逢い
そして感動

人間を動かし
人間を変えてゆくものは
むずかしい理論や
理屈じゃないんだよなぁ

感動が
人間を動かし
出逢いが
人間を
変えてゆくんだなあ……

今年も、たくさんの出逢いがあることでしょう。
その一つひとつの出逢いを大切にして生きてゆくときに、きっと良いこと、楽しいこと、嬉しいことが人生に、感動と彩りをつけてくれるのです。
哀しい涙、辛い言葉にも、出逢いがあるかも。
今日の出逢いを、今日一日を、大切に。
皆様にとって充実した一年でありますように。
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。

令和8年1月31日

お客様、ありがとうございます。
節分の起源は、古代中国の「追儺」という儀式から始まりました。
追儺は、悪霊を追い払うための行事です。その時に豆を使った風習も加わりました。
豆は、「魔を滅する」という意味を持っており、邪気を払うために撒かれる様になったのです。
その後、豆まきが一般的になり、「鬼は外、福は内」という掛け声と共に豆をまくことで、家庭の中に悪いものが入らないように祈ると同時に、年齢の数だけ豆を食べることで、健康を祈るという風習も、今は根付いています。
豆は「大豆」を用いることが一般的です。
恵方巻は、「縁を切らない」という意味で切らずに一本丸ごと食べるのが作法です。
今年の福徳を司る歳徳神がいる南南東〈恵方〉を向いて最後まで無言で食べます。
恵方巻の手作りにチャレンジしたり、鬼の面をつけて、家族や友人、子供たちなどと、楽しむのもいいものです。そして翌日は立春。春一番が吹き、春告鳥(鶯)が鳴き始め、梅の花が咲き、少しずつ暖かくなるのです。
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。