MaruichiMaruichi

Life 感謝文

令和6年12月21日

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
  私がからだをゆすっても、
  きれいな音は出ないけど、
  あの鳴る鈴は私のように
  たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
       「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ
国が違う、宗教が違う、人種が違う、文化が違う、言葉が違う、歴史が違う。
みんな人類、みんな人間だ、みんな仲間だ。
今、世界中で戦争が起こっている。同じ人間同士、なぜ殺し合い憎み合わねばならないのか。
違ってもいいじゃ無いか。違うからいいのじゃ無いか。お互い支え合い、譲り合い、助け合って、この地球で平和に暮らして行きたいじゃないか。
今こそ、世界の人々が手を繋ぎ、心を通わせ、人類平和、思いやりの地球を創ろうではないか。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年12月14日

食品業界における今年の重大ニュースのひとつが、「令和の米騒動」でした。都会のスーパーでは一時、主食である米が、店頭から無くなりました。
コメだけでなく、トマトやダイコン、ネギといった野菜類も不作で、価格が高騰し、十月下旬ごろには平年の二倍以上の高値でした。農林水産省の調査によると、十月の価格は大根、人参、葱が平年の倍以上の高値、トマト、レタスも異常価格でした。冬野菜の白菜やキャベツも同様です。
果実についても、りんごの着色不良のほか、ミカンの浮皮(果肉と果皮の分離)、ブドウが柔らかくなって腐るといった高温障害が全国で相次ぎ、全般的に倍近い高値となってます。
原因は、これまでにないレベルの今夏の猛暑(特に長期間)や集中豪雨、干ばつ、日照り、一月の寒波という異常気象と言われてます。
                             (ヤフーニュース)
お客様には、異常高値が続く米や野菜、果物で、大変ご迷惑をおかけしております。
農家の方も、大変です。来年も、このような異常気象が続いたらと心配されています。春夏秋冬、当たり前の気候になって欲しいと祈っています。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年12月7日

夫を亡くして一〇年になる。
働いているときはさほど感じなかったが、職を失い、新しく狭いアパートに一人で暮らし始めたら、一日中、人の顔を見ることもなく、話すこともないので、声が出にくい状態になるものらしい。
変なものである。
そんなある朝、ゴミを捨てに行こうと考えていると、「おはようございます」と元気な声がして五年生くらいの男の子が、大きなゴミの袋を持って走り抜けていき自分のゴミを捨てて戻って私に言った。
「捨ててきてあげる」「まあ、ありがとう」。
私もおばあさんに見られたものだと苦笑したが、とても嬉しかった。
声をかけられることがこんなに心を温かくするものとは…。
五四軒の家族が住む一つの玄関のアパート。皆が挨拶を交わし合う「ここ」が大好きになりました。
                   「涙が出るほどいい話」 札幌市 栗野けい子
隣近所でも、挨拶ひとつ交わすことさえ、少なくなった世の中です。心を繋ぎ、助け合い、支え合ってこその人間社会だと思うのですが。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年11月30日

小鮒ちふみさんが、患ったのは手術可能な状態で発見されたとしても、五年生存率が十から二十%と言われる「スキルス胃がん」でした。
術後「すべてを受け入れて、生きる責任を自分で負って、大好きな栗おこわを食べるぞ!」と。
ガンをきっかけに「生きよう」と決心。自宅で療養中に、東洋医学に携わっていた父親の蔵書「医食同源」と出会います。そこには「薬食同源」とあり、それを養生の柱にして少しずつ食と生活を見直していきました。つまり、「毎日食べるものがいい薬になる」「旬野菜を季節に合わせて食べることで身体の土台が出来る」「土台が整っているから薬も効く」「一番いい医者は普段の食事や生活習慣を整える人」と言う考えです。
最初は胃のない自分が食べられる量も分からず、食べて吐くを繰り返したり、胃酸が出ないので菌にも弱く生牡蠣を食べて入院したりも、五年くらいかけて自分の食べ方を探っていきました。
病後、食と生活を整えて行く過程で、小鮒さんは妊娠と出産を経てさらに元気になっていきます。術後二〇年、薬膳の勉強をしながらご主人と有機農業をしています。  クレヨンハウス「いいね」七二号
本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年11月23日

十八日宮日新聞「くろしお」から頂戴しました。
「ホメラレモセズ クニモサレズ サウイウモノニ ワタシハナリタイ」宮沢賢治「雨ニモマケズ」の一節。小紙の連載小説「サチコ」でおとなしい主人公が「本当にこういう人になりたい」と共感する。読みながら「ほめられることもいいものだよ」と主人公につい語りかけてしまった。
熊本日日新聞で「ほめほめデー」の記事。七十一人が学ぶ熊本の小学校で、月一回ふと気づいた友達の良いところを声に出してほめ合う取り組み。
「挨拶が大きいね」「トイレのスリッパを綺麗に並べている」。三年前笑顔あふれる学校にしたいと児童が提案したという。先生によると「この日は子ども達がわくわくしている」そうで、一年生は毎日帰りの会で日直の良いところを発表するようになった。嫌みなくほめられれば照れはするが大人でも嬉しい、難しい言葉で言えば「自己肯定感」に繋がる。何より気にかけてもらっていることに心が和む。ほめる側も言動を見たり聞いたりし、相手に届く言葉を考える。お互いに関心を持ち合えば今までと違う風景が見えて来るだろう。
(くろしおさん感謝)
素敵な話。一人でも多くの人に知って欲しい。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。