MaruichiMaruichi

Life 感謝文

令和6年6月8日

お客様、ありがとうございます。

私は孫娘が年少に入園する時「これから出会う人は『みんな先生』だからね。良いことをする人は『良い先生』でまねをしなさい。悪いことをする人は『悪い先生』でまねをしてはいけない」と教えた。すると次の日から毎日報告があった。「今日は『良い先生』に出会ったよ。笑顔で挨拶した人、おばあちゃんを車椅子に乗せて押していた女の人」「今日は悪い先生だった。道の石ころをけって川に落とした人」。悪い先生について(はて?)と思い、「どうして悪いの?」と尋ねたら。孫娘は、「川に落ちたら石はもう上がってこれないし、かわいそうでしょ」という。私は「ものを思いやる優しい心が芽生えたね」とほめてやった。

報告はいつもきちんと家族みんなで聞いてあげたが中学生になってからしなくなった。もうあきたのかなと忘れていた。やがて、高校卒業式の日、孫娘が「おじいちゃんに教えてもらった『みんな先生』の話、友達にも話したらみんなとても素晴らしいことだと言って仲間が沢山増えました」とよろこんでいた。そして「私がみんなを見るように、私もみんなから見られていると思ったら言葉遣いや行動にも気をつけるようになりました。これからも一生続けます」と嬉しい言葉。

優しさに包まれる小さな物語山根利正さん

本日のご来店心よりお待ちいたしております。

令和6年6月1日

お客様、ありがとうございます。

手には五本の指がある。その五本の指の内どの指が中心であるか。姿のよい中指のように思える。しかし、中指に手の働きの自由自在が任されているだろうか。親指の姿は醜い、丈も低い、節も一つ足りない。一番端の方に居て、お邪魔になっているような姿である。

生まれて以来、まだ一度も指輪をはめてもらったことはない。親指は誠に粗末に扱われている。それでも親指を除外することは出来ない。

ペンを持つにも、お茶を飲むにも、何をするにも四本指が親指と組み合わされた時に初めて手の役割を果たすことが出来る。

五本の中で絶対に除けられないのは親指だけである。中心を失ってはならない。親を除け者にしてはならない。子供のわがままで、親を粗末にして眼中に置かない。親を除けることは出来るだろう。

だがその時に、自然の守りを失うことになる。天の支えを失うことになる。

親指と四本の指とは、指の腹を合わすことが出来る。四本の指はお互い同士ではどうしても、腹を合わせることが出来ない。ここにも天の啓示がある。

修養団体中心社 創業者 常岡一郎

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令和6年5月25日

お客様、ありがとうございます。

「自分の立つことばかりを、考えているひとは、かえって滅びる。報恩の、喜びを育て上げていく。そこにのみ、伸びる道、ひらける道がある不思議に良い運命に守られる」

修養団体中心舎 常岡一郎

「すべてを善意に考える。すべてを修行と考える。そこから道がひらけてくる」

松下電器創業者 松下幸之助

この二つの言葉に、納得する自分がいる。有難いことである。八十年の人生、山あり谷あり、曲がりくねった道も、あったようだけど。おかげで、苦難に遭って、悲嘆にくれたことはない。

振り返るに「おかげ、おかげ」の人生だった。

一昨日の朝も、私の店で、昔からのお客様に「いつの間にか、お店もアチコチに増えて、あんたもよく頑張ったよね」って励ましてもらった。

そしてエプロンから、リポビタンDを出して、「今日も頑張ってね」と私のポケットに無理やりねじ込んでくれた。逢えば元気をくれるおばあちゃんである。

「運命をひらくもの」から

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令和6年5月18日

お客様、ありがとうございます。

新たながんの治療法として「光免疫療法」が注目されています。

「光免疫療法は、がん細胞だけをピンポイントで壊すため、免疫細胞を含めた正常な細胞を傷つけません。さらに、光免疫療法によってがん細胞が破壊されると、壊れたがん細胞の中から、がんに特有の物質(がん抗原)が周囲にばらまかれます。この物質を周囲の免疫細胞が認識し、同じがん細胞に対する免疫が活性化されます。この仕組みなら、光を当てた後にがん細胞が残ってしまったとしても、患者さんの体に元々備わっている免疫機能で、がん細胞をさらに攻撃することができます。光免疫療法は、がんを直接壊すことと、免疫を活性化することの2つを、一度の治療で両立できる治療法なのです」。

光免疫療法の開発者は、日本人 小林久隆氏です。

米国衛生研究所主任研究員。関西医大光免疫研究所所長

光免疫療法はこれまで治療が難しかったがん患者さんにとって、大きな希望となる可能性があります。今のところ頭頸部がんにしか保険適用されていませんが、将来的には7~8割のがんに対しても、末期ガンにも使えると言われています。

ヤフーやグーグルで説明されています。

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令和6年5月11日

お客様、ありがとうございます。

六月に亡くなった夫の母の、退院できたらやりたいことリストNO1は、「美容院に行く」だった。三月にようやく退院し、酸素チューブをつけて家で過ごすようになった時、まず探したのは美容院。酸素ボンベ付きのお客は歓迎されないかも知れないし、何しろ母はヘアスタイルにかなりうるさい。切ればいいというわけでは無い。

幸いようやく見つけた予約制のお店を、母はとても気に入ってくれた。快く引き受けてくれた上、家で普段洗えないことを配慮した入念なシャンプー、手際よいカット。何より母を喜ばせたのは、必要以上に病人扱いせず、好みをよく聞いてくれたこと。「ええカットやろ?」と知人に自慢する母の輝いた顔。歩くと苦しくなるようになってからは、車椅子に一日中ただじって座って息苦しさに耐える。そんな日々の中でも、母は美容院通いを楽しんだ。仰向けのシャンプーがつらくなった時は、あれこれ楽な姿勢を工夫してくれた美容師さん。母はカットしたての爽やかな姿で旅立ちました。最後に母がくれた言葉をお裾分けします。

「世話になったね。ありがとう」。明日は母の日。

「涙が出るほどいい話」福岡 宮脇明美

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