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Life 感謝文

令和5年4月8日

お客様、ありがとうございます。

今、家族崩壊が始まっている。

それがはっきりと現れているのが家庭の食卓。

家族が家にいても同時に食卓につかず、たとえ一緒に食卓を囲んでも違う物を食べる「バラバラ食」。さらには一日三食の習慣も崩れて、みんなマイペースで好きな時間に、勝手に食べる「勝手食い」も増えている。

「バラバラ食い」や「勝手食い」の家では、親は子どもが何を食べたかも知らなかったり、無関心になっている。

そしてお父さんは「メタボ」「生活習慣病」を指摘される年齢になっていても「食事の健康管理は自分でして」と言われている。

「家族の絆」も「手づくりの内食」も減少方向に進み、家族という、もっとも密接な人間関係が内側から怪しくなってきている。

岩村暢子著「家族の勝手でしょ」

健康と家族を結ぶ絆を育むのが家族揃っての食卓と団らん。そしてお母さんの手料理。

心身の健康と、絆づくりは家庭内食から。マルイチの使命は家庭内食の応援です。

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年4月1日

お客様、ありがとうございます。

キューバの革命家ホセ・マルティは「食料を自給できない人たちは奴隷である」と言っている。

日本の食料自給率は戦後一貫して下降を続け、先進国の中でも最低の37%(英国の半分)である。食料は輸入したほうが安いという安易な考えで、貿易重視の政策が取られてきたからである。

ウクライナ紛争が勃発。自国民を守るために農産物の輸出を止める国は既に30か国にも上っており、一度、日本が戦争に巻き込まれたら、食べるものがないという現実が目の前にある。

今年は何とか凌げたが、来年は農家への肥料供給も困難になる可能性さえある。結果として少なくとも困難になる可能性さえある。結果として少なくとも農作物の収量は半減しかねない。

家畜の餌となる穀物や飼料も、同様に深刻である。家畜の飼料は、90%以上輸入に頼っている。卵・肉も食べられない状態になるのである。

このように、日本の食料自給率は、実質的には10%あるかないかだという驚愕の実態が見えてくる。日本の豊かな食生活は実は飢餓と隣り合わせであることを私達は認識しなければならない。

文藝春秋4月号特集「日本の食が危ない」から

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年3月25日

お客様、ありがとうございます。

按摩の仕事に情熱が持てないまま高校2年のある日のこと。近所のおばさんが「肩が辛い。あんた揉んでくれないか」と。20分ほど按摩を施して、しばらくすると再びやってきて、満面の笑みでこう言うのです。「あんたに揉んでもろうたら肩がぽかぽかして痛くなくなった。エプロンの紐も後ろ手で結べた。ありがとう。本当にいいことを学んどるな」余程嬉しかったのでしょう。

何度も御礼を言って「これはおばさんの気持ちや」と大きな西瓜をくれました。

高校生の自分がここまで人を喜ばせることができるとは。あれほどいやだった按摩という仕事に誇りを持てるようになったのは、それからです。私の変化に気づいた担任の先生が「そんなにやる気があるなら教員になる道もあるぞ」この言葉に奮起して東京教育大学へ進学、盲学校教師への道を歩みました。19歳、東京パラリンピックに卓球の岡山代表として出場。岡山駅を出発する時、おとなしい父が、電車のベルが鳴るや否や大声で「竹内昌彦、万歳」と3回叫んだのです。それは、全盲の子をここまで育てあげた父自身の勝利宣言でした。

元盲学校教師竹内昌彦氏の講演から

本日のご来店心よりお待ち致しております。

令和5年3月18日

お客様、ありがとうございます。

われわれは、すでに子どもの頃に、両親や教師から「欲張るな」、「騙してはいけない」、「嘘を言うな」、「正直であれ」というような、最も基本的な規範を教えられています。 そのなかに、「人間としての正しい生き方」はすでに示されています。まずは、そのような単純な教えの意味を改めて考え直し、それを徹底して守り通すことが大切です。

最近発覚した企業不祥事や、政治家の倫理問題は、氷山の一角に過ぎず、日本の社会にはまだまだ多くの不正が隠されていると思うのです。

そうであれば、私はリーダーを筆頭にわれわれ日本人のすべてが、先に述べたように、心の手入れを怠らず、プリミティブ(素朴)な教えを頑なに守り通そうとする、生真面目な社会をつくることが、一見迂遠(回り道)に思えるものの、日本を再生するために最善の策であろうと思います。

日本は現在、社会的に危機的な状況にありますが、私は日本人が本来持っている、このような高い倫理感や勤勉性を取り戻すことにより、必ずや復活できると信じています。

故・稲森和夫氏

本日のご来店心よりお待ち致しております

令和5年3月11日

お客様、ありがとうございます。
 「今日の言葉」は、タレントで女優の南明奈が夫婦円満のコツを問われたときの言葉だ。例えば、相手がドアの鍵を閉め忘れた時「なんで又忘れてるの!」「鍵閉めて!」とぶっきらぼうな言い方をすると、向こうも嫌な気分になる。だから南は「又鍵開いてたわよ、私が誘拐されたら嫌でしょ?」といった柔らかい言い方で伝える。
 この言葉を読んで気付かされるのは、「伝える」と「責める」とは違うということだ。相手の落ち度について、次から気をつけてもらいたいのであれば、穏やかな口調で伝えればいい。もし口調が尖ってしまうのなら非を責めたいという気持ちが強いためであり、それが相手を嫌な気分にさせるのである。しかもこの「責める気持ち」は、相手の落ち度にかこつけてストレスによるいらだちをぶつけている場合も多い。南は「感情でぶつかって喋らないように気をつけています」とも語る。家族は、互いに何かを注意する際は、思いやりと気遣いが大切になるのだ。
 「ことば巡礼」宮日コラム
 夫婦のうちエライほうが、相手の不完全をそのまま黙って背負ってゆく。
教育家 森信三氏の言葉
 本日のご来店心よりお待ちいたしております。