MaruichiMaruichi

Life 感謝文

平成28年2月28日

 耳の不自由な両親と両親の耳代わりの小学生の少女の上にも阪神大震災はました。

 水やのの声は、少女だけが聞こえるので、そのたびに少女が出して行きます。

 テレビカメラがそんな少女のを追いかけた後、両親が少女について語ったそうです。

 先ずお母さんが「この子がいなければ私たちは生きていけなかったでしょう」と。それから「この子は」と言葉が続いたとき、はっと声が止まりました。この時になって、カメラマンは気が付いたのです。話をしているのはお母さんではなく、お母さんが「この子」と語った少女だと言うことです。

 で話をしている両親と、横に手話をしている少女がました。少女は言葉がれながらも、それでも通訳をしました。「この子は命のです」。少女の目に、がいっぱいてきました。とぎれとぎれにこう言ったそうです。「この子は私たちの宝物です」と。

 3日はひな祭り。「あなたは私たちの宝物です」と、しっかり言ってあげましょう。

 本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成29年2月26日

「こころ」     金子みすゞ

 お母さまは で大きいけれど、

 お母さまの おこころはちいさい。

 だって、お母さまはいいました、

 ちいさい私でいっぱいだって。

 私は子供で ちいさいけれど、

 ちいさい私の こころは大きい。

 だって、大きいお母さまで、

 まだいっぱいにならないで、

 いろんな事をおもうから。

 三月三日はおひな様。おひな祭りにふさわしい詩はないかなあと思いつつ、詩集をめくる。 その内にみすずワールドのとりこになっている私に気づく。こころの恋人に逢って居るような、楽しいほんわかとした気持ちの中に時間が流れる。虫でも草でも石ころにさえ慈しみ、愛おしくみすゞさんの詩を心をお届けしたい。

 本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成28年2月21日

戦前の「」 児童用 巻一 

 昭和二年文部省発行(小学一年生用)から。

二十一 オカアサンガ ビヤウキデ

    ネテ ヰルノデ、 

    キンジョノ 人ガ キテ、

    コノ子ノ ガクカウヘ モツテ イク

    ベンタウヲ コシラヘテ

    ワタシテ ヰマス

二十二 メノ ミエナイ 人ガ 

    ミズタマリノ 中ヘ 

    フミコモウト シマシタ。

    コサブラウハ テヲ ヒイテ、

    ミチノ ヨイ トコロヘ

    ツレテ イキマシタ。

二十三 タラウガ ジラウニ

    「ワタクシタチモ ソトヘ

    デラレ ナケレバ

    クルシイ デハナイカ。」ト

    イッテ キカセタ ノデ、

    ジラウハ ツバメヲ

    ダシテ ヤリマシタ。(すべてつき)

 本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成28年2月14日

 「手伝ってあげた」「子育てしてあげている」「働いてあげている」の「あげる族」

 「手伝わせていただく」「子育てさせていただいている」「働かせていただく」の「いただく族」

 世の中にはこの二つの「」がいる。「あげる族」は何か言うと「してあげる」とがましく言う。の「いただく族」は、なんでも「させていただく」と感謝を込めて言う。

 どちらが人に好かれるでしょうか。人から頼りにされ、にされるでしょうか。

 「あげる族」は、何をしてもがないと喜ばない。「ありがとうくらい言えよ」と怒る。

 「いただく族」は、いつも「いただいてばかりで有り難い」と思っている。

 「あげる族」は、自分のまであげてしまって、がこない。「いただく族」はをあちらでもこちらでもいただいている。だから何をしても成功するし、人も応援してくれる。

 の分かれ目は、この言葉の語尾の使い方だけなのである。   「言葉相」千葉修司著から

 本日のご来店心よりお待ち致しております。

平成28年2月7日

お客さま、ありがとうございます。

 昔、ローマでは2月14日はルペルカーリア祭でした。毎年2月日の夕方になると、若い女性たちの名前が書かれた紙が箱に入れられ、男性たちがその紙を引いて、あたった娘と祭の間、付き合いをするというものでした。

 当時のゲラシウス一世は、このルペルカーリア祭を禁じ、代わりに、200年前に若者たちをで結婚させた理由で、された聖バレンタインを、新しいとしたのです。

 バレンタインは、でも恐れずにたちに神の愛を語りました。看守に目の不自由な娘がおり、バレンタインが彼女のために祈ると、に目が見えるようになったのです。

 バレンタインは処刑の前「あなたのバレンタインより」と愛の手紙を彼女に残しました。

 これにって、若い男性が自分の好きな女性に、愛の気持ちをこめて手紙を、聖バレンタインのように「あなたのバレンタインより」(From Your Valentine)と書いて、贈り物にカードを添えて交換するようになったそうです。米国ではクリスマスカードの次に多いとか。

 本日のご来店心よりお待ち致しております。