感謝文
平成28年3月6日
「」と言う言葉があります。笑えば笑うほど若くなる。「人間は嬉しいから笑う、悲しいから涙を流すだけではなく、笑うから楽しくなったり、涙を流すから悲しくなったりすることもあるのだ」。これもまた真理です。
「一笑一若」の逆の言葉は「」です。
怒れば怒るほど年をとります。
「近頃の若者はなっとらん」「横断歩道が遠すぎる」とか。「のポイ捨てするな」「子供の遊ぶ声がうるさい」「野良猫が庭でをする」等々、何でもかんでも腹が立ち、怒ってばかりいる人もいます。こういう人はにしわ寄せ、いつもでいるので早く老けます。
食事でも「美味しい」と口に出して言えば不思議と美味しく感じます。「当たり前であることが一番幸せ」と知っていれば、生きてる限り幸せです。ものは考えよう、とらえようです。無理にでもニコニコしてれば自然と笑顔になれるし、辛いことでも、これから良くなるための試練と思えば元気が出てくる。毎日修行、今日も一日笑顔で元気に過ごしましょう。
平成28年2月28日
耳の不自由な両親と両親の耳代わりの小学生の少女の上にも阪神大震災はました。
水やのの声は、少女だけが聞こえるので、そのたびに少女が出して行きます。
テレビカメラがそんな少女のを追いかけた後、両親が少女について語ったそうです。
先ずお母さんが「この子がいなければ私たちは生きていけなかったでしょう」と。それから「この子は」と言葉が続いたとき、はっと声が止まりました。この時になって、カメラマンは気が付いたのです。話をしているのはお母さんではなく、お母さんが「この子」と語った少女だと言うことです。
で話をしている両親と、横に手話をしている少女がました。少女は言葉がれながらも、それでも通訳をしました。「この子は命のです」。少女の目に、がいっぱいてきました。とぎれとぎれにこう言ったそうです。「この子は私たちの宝物です」と。
3日はひな祭り。「あなたは私たちの宝物です」と、しっかり言ってあげましょう。
本日のご来店心よりお待ち致しております。
平成29年2月26日
「こころ」 金子みすゞ
お母さまは で大きいけれど、
お母さまの おこころはちいさい。
だって、お母さまはいいました、
ちいさい私でいっぱいだって。
私は子供で ちいさいけれど、
ちいさい私の こころは大きい。
だって、大きいお母さまで、
まだいっぱいにならないで、
いろんな事をおもうから。
三月三日はおひな様。おひな祭りにふさわしい詩はないかなあと思いつつ、詩集をめくる。 その内にみすずワールドのとりこになっている私に気づく。こころの恋人に逢って居るような、楽しいほんわかとした気持ちの中に時間が流れる。虫でも草でも石ころにさえ慈しみ、愛おしくみすゞさんの詩を心をお届けしたい。
本日のご来店心よりお待ち致しております。
平成28年2月21日
戦前の「」 児童用 巻一
昭和二年文部省発行(小学一年生用)から。
二十一 オカアサンガ ビヤウキデ
ネテ ヰルノデ、
キンジョノ 人ガ キテ、
コノ子ノ ガクカウヘ モツテ イク
ベンタウヲ コシラヘテ
ワタシテ ヰマス
二十二 メノ ミエナイ 人ガ
ミズタマリノ 中ヘ
フミコモウト シマシタ。
コサブラウハ テヲ ヒイテ、
ミチノ ヨイ トコロヘ
ツレテ イキマシタ。
二十三 タラウガ ジラウニ
「ワタクシタチモ ソトヘ
デラレ ナケレバ
クルシイ デハナイカ。」ト
イッテ キカセタ ノデ、
ジラウハ ツバメヲ
ダシテ ヤリマシタ。(すべてつき)
本日のご来店心よりお待ち致しております。
平成28年2月14日
「手伝ってあげた」「子育てしてあげている」「働いてあげている」の「あげる族」。
「手伝わせていただく」「子育てさせていただいている」「働かせていただく」の「いただく族」。
世の中にはこの二つの「」がいる。「あげる族」は何か言うと「してあげる」とがましく言う。の「いただく族」は、なんでも「させていただく」と感謝を込めて言う。
どちらが人に好かれるでしょうか。人から頼りにされ、にされるでしょうか。
「あげる族」は、何をしてもがないと喜ばない。「ありがとうくらい言えよ」と怒る。
「いただく族」は、いつも「いただいてばかりで有り難い」と思っている。
「あげる族」は、自分のまであげてしまって、がこない。「いただく族」はをあちらでもこちらでもいただいている。だから何をしても成功するし、人も応援してくれる。
の分かれ目は、この言葉の語尾の使い方だけなのである。 「言葉相」千葉修司著から
本日のご来店心よりお待ち致しております。