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お知らせ

平成29年11月26日

 特に思い出に残っているのは、ひばりさんにとって最後の曲になってしまった「みだれ髪」です。作曲当時、彼女は大病を患って福岡の病院に入院中でした。私もそれまでに曲近くを


提供してきたけど、今度ばかりは体調のこともあるし、いままでのものよりも少し簡単な歌をつくろうと思っていたんですよ。


ところが作曲の途中で何度かひばりさんとやり取りをする中で、返ってくるのは「それでは嫌です。ひばりはまだまだ歌いますから」の一点張り。


普通、病気をした人間であれば、楽譜を見て


「かえっていろいろと考えていただき、ありがとうございます」とお礼を言ってもらえるところが、ひばりさんは全くそうではなかった。


 ひばりさんが退院してすぐにその曲を歌わせてみたところ、これがまた見事でした。ああいう人は「禍転じて福となす」という言葉どおりのことができてしまうんですよ。


 入院中に声そのものを休ませているから、前よりかいくらか若くなっているような感じがしました。


そもそも九死に一生を得るような大病をした人とは全く感じられませんでしたね。


 いまでもいいアイデアがパッと思いつくと、


「どうしても、ひばりでいきたいな」と思う。


ところが次の瞬間には「あぁ、もういないのだな、彼女は」と。その時の喪失感というのは大きいですよ。怖いものですね、現実というのは。


               船村徹 ヒバリさんを偲んで


早い話が、手抜きをしないでくださいということなんですよ。


そういうのがやはり、地球外生物なんじゃないかと思うのですよ(笑)。普通だったらとても考えられませんから。


 本日のご来店心よりお待ち致しております。