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お知らせ

令和4年6月18日

お客様、ありがとうございます。

 昭雄くんは「とても無理だ」と、先生や両親から説得されても、A高校受験の考えを変えません。その時、お父さんは「よし、受けなさい。だが、約束をしろ。発表は必ず一人で見に行くこと、もし不合格だったら、一時間、その合格発表板と、にらめっこして考えろ」と言い渡されました。
 発表当日、お父さんは昭雄くんに見つからないように見にゆかれました。不合格でした。一時間半ほど経って昭雄くんが帰ってきました「だめだった。ごめんなさい」と、頭を下げた時、お父さんは「よしこれだ」といって金包を渡されました。「祝出発」と書いてありました。
 昭雄くんの日記です。やっぱり落ちた。悔しい。涙がこぼれた。逃げ出したくなった。父との約束が頭に閃いた。男の約束だ。破っては男が廃れる。悔しい。「なにくそ」と。しかし、一時間は長かった。
発表板が恨めしかった。真剣さが足りなかった。よし今から出発だと考えたら、やっと校門を出ることができた。帰路、出発だ出発だと唱えていた。家に帰ったら父母は何も言わなかった。親父がそっと、「祝出発」の包をくれた。嬉しかった「やるぞ!」と思った。明日は父の日。
 本日のご来店心よりお待ち致しております。