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お知らせ
令和8年2月14日
お客様、ありがとうございます。
二十二歳の時、インドを一人旅、ネパールまでの長距離バスで、めまいと吐き気を催して途中で降りた。その時、バス停で四歳くらいの物乞いの少女に出会った。彼女は気分が悪くうなだれている私の前に座って、自分が物乞いをして手に入れた小さな蜜柑を一つ、私の手に握らせ、「カーオーカーオー〈食べろ、食べろ〉」と言う。私は喉が渇いていたので小さな声で『シュックリア〈ありがとう〉』と言って蜜柑を貰った。
それから、道向こうのお金持ちらしいおばさんに、何回も手を差し伸べ物乞いするがおばさんはガミガミと怒ってる。今度は近くの男の人に手を差し伸べた。男の人は胸のポケットから硬貨を取り出し少女の手に握らせた。お金を手にした少女は、お店でお茶を負けてくれと頼んでいる様子、突然ニコッとこっちを見るとお茶屋から二杯のチャイを手にして私の所へ走ってきた。「ピーオ〈飲みな〉」と、小さな汚れた手でお茶のコップをつかんで差し出した。私はこの時ほどうれしく、涙が溢れそうになったことは無かった。貧しい自分のわずかな食物を、分けてくれた彼女の優しさを今も忘れない。
小さな親切運動・涙が出るほどいい話
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。