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お知らせ

令和4年8月20日

お客様、ありがとうございます。

ある生徒が「ナイフが無くなった」と騒ぎだし、これはまずいと思った徳永先生は昼休みに「みんな外で遊んでこい」と教室の外に出し、疑わしい生徒の机のフタを開けるとナイフが見つかりました。先生はA君の家庭の事情をよく知っており、親に頼めないA君の気持ちを思ったのです。すぐ学校近くの文具店に行き、同じ切り出しナイフを買って帰り、騒いでいた生徒の机の一番奥に入れました。昼休みが終わって皆が校庭から帰ると、先生はナイフを無くした生徒に言いました。「君はあわて者だから、よく調べてみろ」するとその子は机の奥まで探し、教科書の間に挟まっていたナイフを見つけ、皆に「すまなかった」と詫びました。盗んだA君をちらっと見ると、涙をいっぱいためて徳永先生を見ていました。

昭和19年5月、ニューギニア戦線に出撃したA君の最後の手紙。「先生はあの時、僕をかばって許してくださいました。その恩を返せずに逝くのは残念ですが、もしも、僕のような子供がいたら、どうぞ助けてやってください。さようなら」翌朝、A君は米軍の戦艦に体当たりして散華したのです。

教育者の鏡と称された徳永康起先生の話。

本日のご来店心よりお待ち致しております。